No.41 介護福祉士の仕事内容と重要性
介護福祉士は、さまざまな介護の現場で利用者の身近な存在として、生活全般の世話や身体介助を行うのが仕事です。今回は、その仕事の内容について考察していきましょう。
介護福祉士とは?
介護福祉士は名称独占の国家資格であり、その専門知識や技術を有して、心身に障害を持つ障がい者や高齢者の介護、食事介助、入浴介助、排泄介助などを専門的に行う職種です。
介護士(以下介護職員と言う)と介護福祉士では仕事の内容に違いはあるの?
介護の現場では、介護職員も介護福祉士も基本的には、同じ仕事(移乗・移動・歩行・排泄・入浴・食事)介助などを行うということに関しては、大きな違いはありません。しかし介護福祉士の役割については、介護職員との違いがあり、下記に役割と仕事の内容の違いについて紹介します。
介護福祉士の役割
◎介護職員を指導やチームリーダーの役割を担う
国家資格を持っているため、十分な知識や実務経験もあることから介護現場の主任やチームリーダーの役職を任せられたり、介護職員の技術などの指導やチームケアなどの中心的役割を担います。
介護福祉士のメリット
介護職員と介護福祉士と比較した場合のメリットについて下記にて紹介したいと思います。
メリット1【上位の役職に就くことができる】
また、現場で高度な専門的な介護技術や知識を蓄え、介護経験やスキル以外にも優れた資質を持った介護福祉士は、更に上の管理職にキャリアアップすることができます。
メリット2【月収や年収が違う】
働く施設や役職・雇用形態雇・都道府県などによっても、給料は異なってきますが、ここでは、平成29年度の厚生労働省の調査をもとに調査した平均値を書きます。
- 介護福祉士の平均月収/約30万円、平均年収/約420万円
- 保有資格なしの介護職員平均月収/約26万円、平均年収/約310万円
参考までに管理職の平均月収と平均年収を紹介します。
◎管理職になった場合の平均月収と平均年収
- 管理職の平均月収/約36万円、平均年収/690万円
介護福祉士の重要な役割
介護福祉士は介助をするだけでなく、介護や援助を必要としている人が望んでいる、その人らしい生活を送ることができるように、本人の要望や家族からの意見などを聞いて、自立支援につなげたりします。
また、必要な場合にはさまざまな専門職や専門機関と、調整や連携して支援をしていきます。
- ■まとめ
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今回は、介護福祉士の重要な仕事の内容について考察してきました。利用者が望んでいる支援につなげるために、介護職員全員が統一した介助内容が行えるように、介護福祉士が行う仕事の内容は介護職員の介助指導やチームケアをする上で、連携・調整役としてチームの重要な役割を担います。