No.18 介護に向いている人と性格とは?
人手不足・仕事がハード・仕事の割に低賃金と悪いイメージがある介護業界ですが、その中でも介護施設などで働く介護職員の中には介護の仕事が好きで自分に向いていると考えている人がいます。
今回は、「自分に向いている人・仕事・天職」と思う人の性格や考え方を検証してみましょう。
介護職に向いている人
◎お年寄りに尊厳と敬う気持ちをもって穏やかに話をしたり聞いたりできる人
お年寄りと話をすることは、とても勉強になります。なぜならば、お年寄りは私たちより長い年月生きてきています、そして色々な経験や知恵をもっています。人生の先輩として尊敬の心をもって傾聴しましょう。
◎細やかな気配りができる人
介護職は、人を相手にした仕事です。介護保険がスタートして利用者が事業所を選べるようになり、サービス業並みの職員への接遇の講座をする施設も多くなりました。
職員教育でも、お年寄りへの気配りをして接することが重要視されています。
◎ゆっくりしたペースに合わせることができる人
お年寄りは、高齢に伴い動きが遅い傾向にあります。歩行介助にしても、ゆっくり利用者の歩くペースに合わせる必要があります。
◎介護の仕事をとしてキャリアアップを考えている志の高い人
未経験からスタートしても介護福祉士という国家資格の取得を目指すことができます。
また、資格取得後も経験を積んで認定介護士という最上位の資格もあります。
◎お年寄りの少しの変化に気づく観察力のある人
お年寄りの中には元気な方もいますが、高齢に伴い様々な病気を抱えている方が多いのが現状です。
また心身の状態も変化しやすいことが多く、介護士はいつも介助を通して直に接していますので、毎日の状態把握をして少しの変化にも気づける様にしたいものです。
◎気持ちの切り替えができる人
介護士として介助する時に、どんなに注意をしていても利用者にケガをさせてしまった経験はどなたでもあることだと思います。
また、昨日まで元気で過ごしていた方が急変してお亡くなりになった場合も落ち込むことでしょう。
しかし、悲しんだり、くよくよしていると仕事に差し支えることが多く、また、他の利用者にも悪影響を与えます。
私が介護の仕事に転職した頃の体験談
私が介護業界に転職したのは、30代のことでした。介護施設で10年以上勤めることができ、介護福祉士の資格も取得することができました。
最初の頃は、まったく違う業種への転職なので右も左も分からず、ただ先輩職員と一緒に同行して介助方法を教えてもらいながらの毎日でした。
転職する前に一番気になっていたことは、排泄介助で「臭い・汚い」「お年寄りの排便したオムツを交換が自分にできるだろうか?」と、とても不安でしたが、いざ、排泄介助をしてみると意外と抵抗感もなく介助をこなすことができ、安心したことを覚えています。
私が約20年、介護に関わってきて思うこと。介護業務は決して楽であるとはいえませんが、利用者を長年お世話させていただいてお年寄りから聞いて学んだ知識は、今でも自分の財産となっています。
また一番の収穫は、介護することの喜びや仕事を通しての達成感を得られたことだと実感しています。
- ◎まとめ
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これから介護職に転職を考えている方は、介護職は、これから処遇が良くなり賃金アップも望める将来性豊かな成長産業です。
現在は人手不足ではありますが、就職をして仕事をしていくうちに、やりがいを感じ天職だと思う職種だと確信しています。介護職として力を発揮できる転職先をお探しの際には、ケアジョブがお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。