No.143 気を付けたいポイント!介護士の身だしなみ
介護のお仕事をしていると、日々利用者さんやその家族と接する事になります。その際、見た目の印象も重要な要素となります。今回は、介護士に求められる身だしなみの気を付けるべきポイントを解説します。
あなたの職場はユニフォーム?それとも私服?
介護士の働く職場は多岐に渡り、指定のユニフォームを着て勤務する場合もあれば、私服を着て勤務してOKという場合もあります。ユニフォームなら毎日着る事になるので常に清潔に、皺の無いように心掛けましょう。私服勤務の職場では、あまり派手な色や奇抜なデザインは好まれません。十分気を付けましょう。
身だしなみを整える事は社会人としてのマナーの1つ
お仕事する際にオシャレをして下さいと言っているのではありません。自分が楽しむためにするオシャレと、社会人としてのマナーである身だしなみとは似て非なるものです。職場でユニフォームを着る方も、私服で勤務する方も最低限度の身だしなみには気を使う必要があります。
働く場によっても異なる身だしなみの基準
有料老人ホーム、介護付ホーム、住宅型ホーム等の利用者の平均年齢はいずれも80代となっています。その年代の方から見て、どのような印象を持たれるかという事を念頭に置いて、身だしなみを整えるのが基本です。
これらの施設では、働いている介護士の年齢は当然その施設の利用者より若い事でしょう。同世代の間では特に問題ないと思えるファッションであっても、利用者の方から見て派手であったり、露出が多いと感じられたりするようなファッションは避けた方が良いでしょう。
基本的な身だしなみの注意点
ここからは、具体的な身だしなみの注意点を項目別に挙げていきます。
- ◎髪の毛
- ・派手な色、明るすぎる色は避けた方が無難です。
・髪の毛の長い方は、俯いたりした際に顔を隠したりしないようヘアピンやヘアゴム等を使って邪魔にならないように髪の毛をまとめましょう。
- ◎目元
- ・職場ではカラーコンタクトの着用は好まれません。普通のコンタクトレンズを着用しましょう。
・メガネはフレームの色や形が奇抜な物は避けましょう。
- ◎アイメイク
- ・マスカラやグロスは避けましょう。
・つけまつげは万が一取れてしまった場合、利用者の誤飲に繋がる可能性がある為、勤務中の着用は避けましょう。
- ◎衣類
- ユニフォームの無い職場の場合、以下の点に気を付けましょう。
- ・シャツは襟のあるポロシャツがラフ過ぎないので良いでしょう。
・Tシャツはラフすぎる印象を与えてしまうので避けた方が無難でしょう。
・パーカーやトレーナーも同様の理由で避けた方が良いでしょう。
・ロゴやブランド名が大きくプリントや刺繍された物は避けましょう。
・派手な色や迷彩柄はインパクトが大きいので避けた方が良いでしょう。
・裾の長すぎるズボンは事故の原因となるので避けましょう。
・ショートパンツはラフ過ぎる印象を与えるので避けた方が良いでしょう。
- ◎靴
- ・汚れていたり、擦り減っていたりする物は清潔感が感じられないので避けましょう。
・サンダル、クロックス等は避けましょう。出来るだけ動きやすいスニーカーが良いでしょう。
- ◎アクセサリー
- ・ピアス、ブレスレット、ネックレスなどは思わぬ事故の原因となり得るので、就業中は着用を控えましょう。
- ◎その他
- ・香水は使用を控えましょう。
- ■まとめ
- 今回は、介護士として働く人の職場での身だしなみで気を付けたいポイントについてお伝えしました。利用者とそのご家族に不快な思いをさせないよう、そして何より事故の無いよう身だしなみにも気を付けて仕事に臨みましょう。