No.186 介護士が目標に設定したいこととは
介護業界に入り「これから何を目標に設定して頑張っていこうか」と悩んでいる方もいらっしゃると思います。キャリアアップをしてより裁量を持って働いていきたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。そこで、今回は、介護士が目標に設定することができるような資格をご紹介します。
「介護職員初任者研修」を取得しよう
介護職員初任者研修は、在宅・施設を問わず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する研修です。この資格の取得で介護の様々な現場で働くことができるのです。この資格を取得するためには、学習する講座は9科目で130時間に及ぶ研修受講、そして全課程終了後の終了試験に合格しなければなりません。初めのうちはこの資格を目標設定にするのがよいでしょう。
「介護福祉士実務者研修」を取得しよう
介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修の上位に位置づけられる資格です。この資格を取得するためには、学習する講座が20科目の450時間となっています。この資格は、介護職員初任者研修の次に目標に設定する、もしくは、初めの資格取得の目標でもよいでしょう。また、介護福祉士実務者研修は介護福祉士国家資格の受験要件の一つになっています。介護福祉士国家資格を受験するには、介護現場での実務経験が3年ですので、介護福祉士国家資格を最短で合格を目指している方は早めに取得するのがよいと言えます。
国家資格の「介護福祉士」を目指そう
介護福祉士とは、福祉に関する相談や介護などを依頼されたものに対し、専門スキルを有する人材を養成し「施設や在宅において介護の充実強化を図る」、「国民の福祉に関する問題を向上させる」ことを目的として制定された国家資格になります。介護福祉士実務者研修の取得後のキャリアアップとして目的の設定をするのがよいでしょう。介護福祉士は国家資格ですので、資格を取得していれば施設の利用者やその家族からの信用度が高くなるだけではなく、給料が多く頂けるようになる場合もあります。このことからも介護福祉士を目標に設定することはよいと言えます。
- ■まとめ
- 今回は介護士が目標に設定することができるような資格として「介護職員初任者研修」、「介護福祉士実務者研修」、「介護福祉士」の3つをご紹介しました。目標を設定することで今やるべきことが明確になって、最短ルートで目的を達成できます。介護士で目標の設定に迷っている方はこの記事を参考に今後について考えてみるのはいかがでしょうか。