No.117 介護士にとってまとめ髪が重要な理由とは
介護士は、利用者の日常生活を介助する仕事で直接利用者に触れ合うことが多くなります。そのため、ヘアスタイルには気を付けなければなりません。今回は、介護士にとってまとめ髪が重要となる理由について紹介しましょう。
介護士に適したヘアスタイルについて
介護士の主な業務と言えば、利用者の食事や入浴、それから排泄の介助です。そのため、介護士に適したヘアスタイルは、業務中に邪魔にならないショートヘアなどとなっています。前髪も目にかからない長さにしておきましょう。また、ロングヘアの場合は、後ろで1つにまとめて結ぶか、ポニーテールにして後ろでアップにしましょう。動きやすく清潔感のある髪型は好印象となります。
介護士に適した髪の色について
人生の先輩である高齢者は、落ち着いた髪色を好む方が多いです。また、介護職では利用者の介助だけではなく、サービス担当会議や面会の際には利用者のご家族にも会うことになります。利用者にもご家族にも信頼してもらえるように、落ち着いた髪色で清潔感があるヘアスタイルを心がけると良いでしょう。
◎介護士は茶髪でも問題ないのか?について
介護施設によって規則は異なってきます。茶髪が規則違反になる施設もあれば、特に髪色には決まりがないという施設もあります。髪色の規則がなかったとしても、社会人としての自覚を持つことは常識です。利用者の中には、髪を染めることに抵抗を感じる方もいます。利用者に偏見を持たせず、安心して介助をお願いしてもらえるように髪色には十分気を付けましょう。
◎介護士として意識すべきことについて
先程も述べましたが、介護士は利用者だけと関わる仕事ではありません。利用者のご家族や他の介護職員、それから利用者との散歩の際には誰がどこで見ているか分かりません。そのため、普段からヘアスタイルを意識することは大切です。誰に見られても恥ずかしくないヘアスタイルをしているかどうか確認してみましょう。
なぜヘアピンはNGなのかについて
ヘアピンは髪のアレンジをする際に便利なアイテムですが、介助の際に利用者に怪我をさせてしまう危険性があります。また、認知症の利用者がいる場合、ヘアピンを気づかないうちに落としてしまうと誤って飲み込んでしまう恐れがあります。そのため、ヘアピンの使用はNGとされている介護施設もあります。
業務中に気を付けることについて
業務をスムーズにこなすためにも、動きやすくて清潔感のあるショートヘアかまとめ髪が良いと説明しました。もし介助中にヘアスタイルが崩れてしまい髪に触れた場合には、すぐに手を洗い、髪からのウイルスや菌を落として下さい。それから、匂いの強い整髪料を使用すると利用者に不快感を与えることもあるので注意が必要です。
- ■まとめ
- 介護士として業務を行う際に適した髪形は、落ち着いた色でショートヘアかまとめ髪です。快く利用者の介助をするためにも、普段から清潔感のあるヘアスタイルを心がけると良いでしょう。利用者だけでなく家族にも安心感を与えることに努めましょう。