No.70 大学生の皆さん、介護のアルバイトをしてみませんか?
将来福祉の仕事がしてみたい、介護の仕事に興味があるという学生の方、福祉系の大学に通っている人もそうでない人も、アルバイトという形で介護の現場に携わることができます。大変な仕事だというイメージがあるかもしれませんが、学び、やりがいがたくさんある仕事です。
今回は、介護福祉士の国家資格を取得する方法などを紹介していきます。アルバイトが資格取得のチャンスになるかもしれません!
大学生でも介護の仕事ができるのか?
介護福祉士の資格を持っていなくても介護の仕事ができます。今、現場では、介護をする人手不足が問題となっています。体力を使う仕事もありますので、大学生の若い力は現場でとても助かります。
資格が無くてもできる仕事ではありますが、介護福祉士の資格があると時給が上がったり資格手当が貰えたり、給料で差が出てきます。アルバイトでも介護の実務経験としてカウントできるので、この実務経験の条件を満たすことができたら、福祉系の大学に通っていなくても国家試験を受験することができるので、これを目標にアルバイトするのも良いかもしれません。
介護福祉士の国家試験受験資格
国家試験を受験するには、「養成施設ルート」「実務経験ルート」「福祉系高校ルート」で介護の知識を身に付ける必要があります。
福祉系大学の場合は「養成施設ルート」に該当しますが、大学で学んだあと「介護福祉士養成施設」にて1年間学ぶことで、介護福祉士の国家試験を受験することができるようになります。
通っている大学が福祉系ではない場合、「介護福祉士養成施設」にて2年以上学ぶことで受験資格が取得できますが、大学に通いながら介護のアルバイトをすることで条件を満たせば「実務経験ルート」から受験することが可能になります。
実務経験とは
実際に介護の現場で働いた経験のことを言います。実務経験ルートから国家試験を受験できるのは、「実務経験3年以上」であることと、「実務者研修」を修了することが条件となります。
実務経験3年以上にも条件を満たす必要があり、「従事期間:3年以上」、「従事日数:540日以上」であることとなっています。「従事期間」とは、介護施設などに在籍していた期間のことを言います。「従事日数」は、実際に介護業務をした日数を言い、アルバイトなどで短時間の介護だったとしても1日としてカウントされます。
実務経験の対象となる施設・事業所が決まっていますので、長く働いてきたのに対象外の施設だったということにならないよう事前確認し、面接の際に国家試験を受験したいという目標なども伝えるようにしましょう。
- ■まとめ
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将来どんな仕事がしたいのかまだ分からないという人も、福祉の現場に携わりたいと考える人も、アルバイトの経験で将来の選択肢が増えるのは嬉しいことだと思います。また、これからの時代、介護という仕事は益々需要が増えていきます。自分の親の介護も、いつか経験する時が来るかもしれませんし、介護の経験をしていて損はありません。
介護のお仕事に興味を持ってくれる方が増えてくれると嬉しいです。