介護の着脱介助方法の注意点とズボンの履かせ方のポイント|介護職専門 お悩み解決コラム ケアジョブ
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No.59 介護の着脱介助方法の注意点とズボンの履かせ方のポイント

介護の業務には「着脱介助・排泄介助・移乗介助・移動介助・食事介助・入浴介助」と色々ありますが、どの介助も最初のうちは、要領を得ないと難しいものです。今回は、着脱介助の中でも片麻痺の方のズボンの履かせ方の「コツや注意点」について、解説していきましょう。

着脱介助とは?

着替えを介助する行為ですが、認知症の方や片麻痺などで自分では衣服を脱いだり着たりすることが困難な方を介助することを言います。訪問介護や施設介護で食事の後などには特に衣服が汚れることが多いため、こまめに着替えをすることで利用者さんの清潔保持のためには、欠かせない介助です。また入浴介助においても着脱介助は必要不可欠です。

ズボンの着脱介助の注意点

ズボンを履かせる介助は、トイレでの排泄介助後や居室でのズボンの着替え・入浴後に行うことが多いのですが、ズボンの着脱介助は立位保持(立つことができる)が可能でしたら手すりなどをしっかり掴んでもらいながら、転倒予防に十分に注意して行いましょう。

着脱介助の注意点

○認知症の方の着脱介助
認知症の方の着脱介助で注意することは、衣服の着脱方法は分からないが、身体的には問題がなく介護士が一緒になって介助をすれば着脱が可能の場合、利用者本人に声かけしながら少しの介助で衣服を脱いだり着たりするようにしましょう。それが利用者本人の自立支援に繋がり身体機能の低下予防になります。

○片麻痺がある方の着脱介助
片麻痺がある方でしたらできるだけ、イスなどに座らせて座位保持が安定した状態で行い麻痺側に倒れることがありますので、介護士が常に側について着脱介助を行います。出来れば転倒予防のため2人で行う方が良いでしょう。

○完全麻痺の方の着脱介助
完全麻痺の方でしたら、上半身(上肢)・下半身(下肢)ともに麻痺があり、拘縮や伸展がある場合、着脱介助をおこなうのは骨折やケガなどに繋がるリスクがありますので、2人で介助を行う方が良いでしょう。

片麻痺の方の着脱介助の基本は「脱健・着患」

「脱健着患」とは、衣服やズボンなどを脱がす介助の場合、健側から脱がして次に患側を脱がしておこないます。着せる時には、患側から着せて次に健側をつけさせていくように介助します。基本通りに行うことで麻痺側の腕や足に負担をかけずに、また、ケガや骨折予防になります。

私の体験談(着脱介助について)

着脱介助は慣れないと、とても難しい介助です。施設には色々な方がいて、元気な方や認知症で入浴拒否をする方・片麻痺や完全麻痺の方と様々です。私が勤めていた介護老人保健施設でも、例外ではありませんでした。
新人の時は、仕事に慣れるまでは麻痺のない方の介助を1人で任せてもらっていたのですが、片麻痺、完全麻痺の方の着脱介助は先輩介護士に付いてもらい、一緒に行ったものでした。それでも慣れないうちは、介助が終わる頃には、汗びっしょりになっていました。
介護士にとって様々な介助がありますが、特に着脱介助は基本をしっかり押さえて安全な介助を行うことの重要性を感じました。

■まとめ

着脱介助は、声かけをしながら相手のできる範囲内は自分で着脱してもらい、安全に行うのが基本となります。また、片麻痺のある方に対しては「脱健着患」を守り、完全麻痺の方には、2人で介助することが介助される方も不快感なく、安全な着脱介助につながることでしょう。

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