No.192 介護士は資格試験に合格したら給与は上がるのか
介護現場で活躍できる資格には、介護職員初任者研修や実務者研修、そして最終的に介護職員として働くなら目指したい介護福祉士があります。
今回は、介護士は資格試験に合格したら給与は上がるのかについてご紹介します。
介護福祉士なら介護資格手当がもらえるのか
介護福祉士の資格を取得することで、給料に介護資格手当を付けてくれる介護施設もあります。ただし、介護資格手当として受け取っている金額は、15,000円という場合もあれば、5,000~10,000円未満がほとんどのようです。
勿論、介護福祉士でも介護資格手当をもらっていないケースもあります。
事業所や施設の規模によって給料に反映されるのか、その額はいくらなのかなど異なることが多いようですが、仮に毎月1万円の介護資格手当を付けてもらうことができれば、年間12万円年収がアップすることになります。賞与がある場合、介護福祉士の資格を取得しておくと賞与の額にも影響する可能性があると考えられます。
ただし、施設によっては、介護の資格を取得しても仕事の幅が増えたのに給料には反映されないということもあるようなので、就職を希望する職場に事前に確認しておいたほうがよいでしょう。
資格取得はした方が良いのか
介護現場で働く方の中には、特に何の資格を持っていないという方もいます。無資格の方については、夜勤手当などは付いたとしても、資格がないので当然、介護資格手当は付きません。無資格の方などが何らかの介護資格を取得した場合、その後の待遇や給料などに反映してくれる施設もありますが、やはり施設や事業所によって対応は異なります。
しかし、まずは資格を取得することから始めるのがよいでしょう。介護資格手当を付けて欲しいなら、いずれにしても介護福祉士などの資格を取得することが必要になります。介護福祉士の資格を取得するためにはいろいろなルートがありますが、いずれにしても最終的に国家試験に合格することが必要です。 介護現場で仕事をしていれば実務3年以上の経験で介護福祉士の受験資格を得ることができますが、実務経験だけでなく実務者研修を受講していることも必要になるでしょう。
- ■まとめ
- 今回は、介護士は資格試験に合格したら給与は上がるのかについてご紹介しました。
国家試験を受験し、筆記試験や実技試験をクリアしなければなりませんが、資格取得で年収アップを狙えるかもしれません。是非、資格取得を目指してみてはいかがでしょう。