No.187 介護福祉士の魅力とは
介護福祉士は国家資格です。一度資格を取ると国に認められた介護士として、全国各地で働くことができます。今回は、介護福祉士の魅力についてご紹介します。
介護福祉士は国家資格の中でも取得しやすい
介護福祉士は国家資格の中で比較的取得しやすい資格だと言われることが多いです。勉強時間の目安として250時間が必要とされています。国家資格の中でも勉強時間が短く半年前から取りかかれば、1日1時間から1.5時間の勉強時間で合格できるとされています。そういう意味で介護福祉士は魅力のある資格と言えるでしょう。
一方で、介護福祉士はどなたでも受験できる資格ではありません。基本的には介護の現場で決まった従業期間と日数以上従事していなければ受験が認められません。受験前に以下の3つの条件に該当するか確認しましょう。
1.従業期間が3年以上(1095日以上)かつ従業日数が540日以上で実務者研修修了した方※
2.従業期間が3年以上(1095日以上)かつ従業日数が540日以上で介護職員基礎研修と喀痰吸引等研修修了者※
3.特例高校に入学して、卒業した翌日以降に従業期間9ヶ月以上、従業日数135日以上介護業務に従事した方
※出張、特別休暇、年次有給休暇、研修等により介護業務に従事しなかった日数を除く。
上記の条件を満たしている方であれば、パートタイマーや時短労働者でも受験可能となります。また夜勤は2日換算とし、準夜勤は1日換算となるので注意する必要があるでしょう。
給与アップの魅力
厚生労働省が発表している「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」によると、
- ・保有資格がないと平均給与額は月額あたり275,920円
- ・介護職員初任者研修で平均給与額は月額あたり301,210円
- ・実務者研修で平均給与額は月額あたり303,230円
- ・介護福祉士で平均給与額は月額あたり329,250円
になります。
つまり、資格を持っていない介護職員と介護福祉士には年間に換算すると、約60万円もの差がつきます。事業所によりますが、介護福祉士になることは給与アップの魅力があるでしょう。
- ■まとめ
- 今回は、介護福祉士の魅力についてご紹介しました。介護福祉士の資格をとることで給与アップができることを理解できたのではないでしょうか。また、資格を取得することで施設の利用者の信頼や一緒に働いている仲間や先輩、後輩の信頼も得ることができます。介護福祉士には魅力が沢山あるのです。是非、介護福祉士を目指すことを検討してみてはいかがでしょうか。