No.137 介護士としてやりがいを感じるのはどんな時なのか
多くの方が介護職はハードできついというイメージを持っていることでしょう。しかし、どんなに大変な仕事でも、やりがいや喜びを見つけられたらモチベーションがアップします。今回は、介護士のやりがいについて考察していきます。
やりがいとは
やりがいとは、仕事している時に感じる満足感や手応えのことです。やりがいを感じるのは、ストレスなく業務を楽しめている時や良い評価を得られた時です。誰かの役に立てたという達成感を味わえた瞬間に、人はやりがいに気付きます。もし、やりがいを見つけられないという方は何らかのストレスを抱えているのかもしれません。
介護士の仕事内容について
介護士の大きな役割は、利用者の自立支援を行うことです。その支援の中に、利用者の着替えやトイレの介助などがあります。高齢者にも「孫とお出かけしたい」「友達と旅行に行きたい」「ショッピングがしたい」「好きなアーティストのコンサートを観に行きたい」など様々な思いがあります。つまり、介護サービスを通して利用者のこれら希望を受けた自立支援サポーターが介護士なのです。
リハビリで感じるやりがいについて
利用者の目標や夢を実現させるために、様々な支援を行っていきます。例えば、デイサービスでレクリエーションを通して手や脳を鍛えることや歩行訓練を行って運動機能のリハビリをするなど、本人の希望に合わせた支援内容のプランを立てて行います。リハビリで自力歩行が困難だった方が少しずつ歩けるようになり、健康を取り戻し元気になっていく姿を身近で見守ることで喜びを分かち合えます。
1番やりがいを感じる瞬間とは
介護士が最もやりがいを感じる瞬間は、利用者から笑顔で「ありがとう」と感謝される時です。嬉しさと同時に大きなやりがいを感じる介護士が多いようです。上手く言葉で伝えられない利用者の場合は、涙で嬉しさを表現することもあります。そして、ご家族からの感謝された時も自分の業務に自信を持つことが出来ます。
施設を称賛された時について
「この施設を利用して良かった」とか「この施設が1番良い」という利用者やご家族からの称賛の言葉も介護士にとって最高に嬉しいものです。優しい声かけは、介護施設のみならず、色々な場面で人間関係を築く際に重要なものです。私達は褒められることで活力がみなぎってくるからです。
知識が増える
利用者は、これまでに色々な経験を積んできた人生の先輩です。苦労を乗り越えてきたからこそ、たくさんの知恵が身に付いています。お話を聞いているだけでも、学ぶことがたくさんあります。教えてもらった事は、生きていく中で必ず役に立つものばかりでしょう。働きながら利用者の大らかさに触れることが出来るのは介護士ならではと言えます。
キャリアアップを目指せる仕事
介護施設では、無資格の方でも働くことが可能です。働きながら資格取得も出来るので、キャリアアップを目指せます。努力次第で管理職になることも出来ます。取得した資格が増えると就職先の選択肢も広がります。さらに、資格手当が支給される場合もあります。
- ■まとめ
- 介護士を目指している方も実際に介護士として働いている方も、やりがいを見つけてモチベーションをアップさせることが大切です。やりがいを感じると自然と笑顔になり、利用者に安心感を与えることも出来て、介護士の良さにも気付けます。