利用者に対する介護士の声かけの重要性について|介護職専門 お悩み解決コラム ケアジョブ
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No.119 利用者に対する介護士の声かけの重要性について

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介護施設では、利用者との関係性を良くするためにも介護士のコミュニケーション力が求められます。普段から笑顔で利用者と関わることで、施設内が明るくなっていきます。今回は、介護士の声かけの重要性について考察していきます。

介護の基本とは何か

介護の現場で基本となってくるのは、意思疎通をするための声かけです。朝はまず笑顔で「おはようございます」の挨拶から始まり、「今日の体調(気分)はどうですか?」や「よく眠れましたか?」「今日は天気が良いですよ」など、会話の流れを作ってあげると良いでしょう。

◎声かけが無いとどうなるのかについて
介護士が無言で介助を行うと、利用者との関係性を良くしたいという想いはあったとしても、信頼感を持ってもらえず、警戒されてしまうことがあります。場合によっては、介助を拒否されてしまう可能性もあります。
利用者は、介助してくれている介護士のことをしっかりと見ています。だからこそ、信頼性を持ってもらい、安心感のある雰囲気作りを声かけで行うと良いでしょう。

声かけの重要性について

介護士の業務内容として、移動する際や食事の介助・着替えの手助け・入浴や排泄の介助などがあることは皆さんご存じでしょう。これらを毎日行っていますが、声かけは利用者と介護士の信頼性を築くことだけではありません。きちんとこれから行う介助の内容や担当者となったことを利用者に知ってもらうことで、お互いに心の準備が出来るのです。

◎介助する際に気を付けるべきことについて
日常生活に介護を必要としている高齢者は、多くの場合体調の変化により少しずつ身心が乱れ始めてきます。それにより、利用者は様々なストレスを感じるようになります。そんな利用者の自尊心を傷つけるような不快感を与えてしまうような言葉は言わないように、普段から声かけには注意が必要となります。

認知症の利用者への声かけについて

認知症を持った方は、脳の機能が低下することによって言葉数がだんだんと減っていきます。そんな利用者に対して大切なことは、積極的に声かけをすることです。例えば、利用者の若い頃の思い出話や趣味について、そして好きな食べ物についてなど色々な話題を問いかけてあげましょう。そうする事で、脳が活性化され認知症のリハビリになるのです。

◎認知症の利用者と話す時の注意点について
認知症の方の特徴は、判断力・認識力が脳の機能低下により衰えていることです。そのため、分かりやすくゆっくりとした口調で話すことを心がけましょう。また、同時にいくつものことを説明するのではなく、シンプルに1つの話題を理解するまで話すようにして下さい。
そして、認知症の方は新しい話題を記憶するのは苦手ですが、昔の記憶を引き出してもらうことで会話が徐々に増えていくので、焦らずに接していくことが大切です。

声かけする時のポイントについて

利用者の体調は、人それぞれ毎日変わるものです。会話する時には、利用者の表情を確認し、1人1人に合わせて声量や話すスピード、目線などを変えていくと良いでしょう。話し方を少し工夫するだけで、利用者に伝わりやすくなります。

■まとめ
介護職で意識したいのは「声かけ」です。いつも笑顔を忘れず、積極的にコミュニケーションを図って下さい。利用者に信頼してもらうためにも、普段から言葉遣いには十分に気を付けましょう。
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