No.210 介護士の遅番勤務の流れと責任とは
遅番勤務は、夕方から夜間にかけての時間帯で、患者や利用者のケアやサポートを行う責任が求められます。介護士の遅番についてわかっていることとわからないことがあるのではないでしょうか。今回は、介護士の遅番勤務の流れと責任についてご紹介します。
シフトの始まりと報告
遅番勤務は通常、午後から始まります。この時間には、担当者はシフトの開始前に前回の担当者からの報告や連絡事項を確認します。報告書や書類を読み、利用者の状態や特別なケアやニーズ、重要な指示を把握します。利用者の状態を正確に理解し、円滑な引継ぎを行うことが重要です。また、チームメンバーとのミーティングや連絡事項の共有が行われる場合もあります。
利用者のケアと生活支援
遅番勤務中は、利用者のケアと生活支援が中心になります。介護士は、利用者の身体的・心理的なケアや日常生活のサポートを提供します。入浴のサポートやトイレの介助、食事の準備や摂取の援助、薬の管理、体位変換、スキンケアなどの身体的なケア、移動支援などが含まれます。また、利用者の個別のニーズや要望に応じたサポートを提供するために、コミュニケーションや適切な技術の使用が重要です。
また、遅番勤務中に他の介護士や看護師、医師との連携が欠かせません。利用者のケアや状態、特別なケアや処置の必要性などを正確に共有することが重要です。チームとの連携は、利用者の安全と適切なケアの提供に不可欠です。また、介護記録の作成も重要な責任です。
夜間のケアと安全管理
遅番勤務が夜間にかかる場合、介護士は利用者の夜間のケアと安全管理に責任を持ちます。夜間は利用者の安心と安全が最優先です。介護士は、ベッドサイドでのケア、不安や痛みに対するサポート、モニタリングなどを行います。夜間のケアには、利用者の快適さや安定性を確保するための工夫が必要です。また、施設や病院内の安全管理やセキュリティにも留意し、利用者の安全を守るための措置を取ります。
シフトの終わりと引継ぎ
遅番勤務の終わりには、次の担当者への引継ぎが行われます。利用者の状態や夜間のケアに関する情報を正確に伝えます。その日の出来事や重要な点を記録し、次のシフトへのスムーズな引継ぎを行います。また、必要な連絡事項や報告事項を共有し、チーム全体の連携を促進します。遅番勤務の流れを把握し、効果的かつ安全なケアを提供するために必要なスキルと責任を理解しましょう。