No.191 介護士に向いている人、向いていない人
自分は本当に介護士に向いているのか、それとも介護士に向いていないのか不安に思う方もいらっしゃるでしょう。今回は、性格から介護士に向いている人、向いていない人を考えてみましょう。
コミュニケーションを取るのが好きな人は介護士に向いている!
根本的に人とかかわることが好きで、年配の方と接することに抵抗がなく、言葉遣いや気配りなど接客面で丁寧な対応ができたほうがよいといえるでしょう。
利用者が何を伝えようとしているのか聞く力が求められますが、中には自分の考えや希望を素直に伝えることができない方や、言葉では伝えられない方もいるため意思をくみ取り聞き出すことが必要です。
そのため人と接することが好きで気配りができ、コミュニケーション能力が高く何でも話しやすい方のほうが、より介護現場では活躍しやすいといえます。
そして明るく笑顔が絶えず、チームで仕事を進めることが好きな方は介護の仕事に向いています。また、利用者だけでなくその家族、複数の介護スタッフや医療スタッフ、リハビリ専門スタッフなど様々な人と接しながら仕事をしなければなりません。
介護の仕事で重要になるのは人を思いやる心があることであり、たとえ波長が合わない方やコミュニケーションが取りにくい方であっても、利用者の気持ちや心身の状態を考えた行動が求められるのです。
自分が中心になって仕事を行いたい人は介護士に向いていない!?
介護士に向いていない人の特徴として、自分中心で仕事がしたいと考えているといったことが挙げられます。介護現場では介護スタッフだけでなく、介護計画を立てるケアマネジャーやリハビリ専門のスタッフ、看護や医療の専門職など様々な方が在籍して働いています。
利用者との関わりだけでなく、複数のスタッフと協力しながら業務を進めていく必要があるため、単独で仕事をしたいという方には向いていません。
相手の気持ちを考えることや気配りができない方は介護の仕事に向いていません。同時に責任感がない方もチームで仕事をすることができないため周りのスタッフに迷惑をかけることになるでしょう。
また、利用者の中には日常動作が十分にできない方もいれば、動作そのものが遅い方もいます。さらにサポート自体を拒む方や暴言を吐く方などもいるでしょう。広い心で受け止める忍耐力が備わっていなければ、介護職は向かないといえます。
- ■まとめ
- 今回は、性格から介護士に向いている人、向いていない人をご紹介しました。性格に左右されずに意識をすることで改善できることもあります。是非、この記事を参考に介護士について考えてみてはいかがでしょうか。