No.172 介護士のやりがい
介護士のやりがいとは、利用者さんからやその家族からのねぎらいの言葉や感謝の言葉をいただいたときなどや、利用者さんが回復していく過程に立ち会えることが何よりやりがいを感じる時なのではないでしょうか。
介護士の仕事
介護士としての仕事内容は主なものとして、利用者の生活援助及び身体介助があります。生活介助の仕事としては主なものとして食事のお世話や掃除・洗濯・買い物などと言った生活に必要な身の回りの介助などをお世話する仕事です。
身体介助の役割は、食事のお手伝いや排泄の介助・入浴などの介助といったものを行う作業です。また身体介助を行う際には、無資格者がこれを行うには有資格者の監督が必要になっています。生活援助は利用者さんの身体に触れない、身体介護は触れるものという事です。
介護職の業務内容は、その施設や事業所の種類などによっても提供するサービスが異なる事が多い為、その職場に応じて特徴は若干異なるものです。というように介護の仕事内容は一括りには出来ないものです。しいて言えば高齢者や要介護者の生活を見守る事と言えます。
介護のやりがいとは感謝される仕事
とにかく介護の仕事は「きつい」「給料が安い」「汚い」など3Kと言われることが多い職業ですが、実際働いている方の声を聞けば、やりがいがあり介護職にしか味わえない喜びや感動がある職場との意見も多い職であると言えます。
介護職と聞けば皆さんの頭に浮かぶのは、おむつの交換などや食事のお手伝いや着替えを行うなどいわゆるお世話と呼ばれるものです。これも確かに介護の大切な仕事ですが、現在介護保険を利用し介護職の根幹は以下のようなものが主流なのです。
- ●自立支援
- 単純に介護を必要とする利用者の身の回りの世話をするという事から一歩進んだ、利用者の自立を支援するという発想です。
- ●利用者本位
- これは利用者側の選択により、画一的ではなく多用な保険医療サービスや福祉サービスを選択し総合的に受けられる制度を目指す。
- ●社会保険方式
- 給付と負担の関係を明確な社会保険方式を採用して行う事
※「厚生労働省 介護保険制度の概要 介護保険とは」より抜粋
言い換えれば、高齢者の介護は「社会全体で支え合う仕組みで成り立っているという事です」。
笑顔で「ありがとう」と声を頂ける仕事、介護の現場ではありがとうの言葉が多く使われます。元気のなかった利用者の方からサービスの利用でみるみる元気を取り戻し「ありがとう」の声が聞かれたときなどはやりがいを一番感じる時ではないでしょうか。
利用者の家族の方からも良く聞く言葉が「ありがとう」です。「いつもお世話になりありがとうございます」と言われるたびに誰かの役に立っていると実感できる瞬間です。人の役に立ちひいては社会の役に立っていると思える事は自身で誇りのようなものを実感できる時です。
- ■まとめ
- 多くの職業があり、それぞれに誇りとやりがいをお持ちの方は多いと思いますが、直接人と関わり合い接していける職業はそう多くはありません、誰しも年を重ね動きが不自由になった時それを介助して頂ける時が来るのは自然です。
- その時補助して頂ける人に対する感情は勿論それぞれですが、やはり一番は「ありがとう」という言葉ではないでしょうか。そのありがとうの一言をほぼ、毎日頂ける介護の仕事は誇りとやりがいの最たるものではないでしょうか。大きな喜びを頂ける職業であると思います。