介護職と聞くと、体力的にハードなイメージを持つ方が多いと思いますが、利用者と触れ合うことで感動を味わうなど学ぶこともたくさんあります。今回は、これから介護現場で働きたいと考えている方に向けて「介護士の魅力」を紹介していきます。

介護職とはどんな仕事なのか

介護職は主に、日常生活に何らかの支障がある高齢者を自立支援する仕事です。例えば、自分で移動が困難な方のサポートをしたり、着替えのお手伝いをしたり、食事や入浴の介助などがあります。そして、利用者の身体や脳の機能を維持するために、カラオケや折り紙などのレクリエーションも気分転換を図りながら行われています。

「ありがとう」は笑顔になれる言葉

介護士は、業務の中でたくさんの利用者と関わります。支援している時に、直接利用者から「ありがとう」と感謝の言葉をもらえると、どんなに大変な業務だったとしてもやりがいを感じる介護士が多いようです。また、利用者の家族からも感謝されたり信頼されたりしていることが分かった時にも、大きなやりがいを見つけられることでしょう。

喜びを分かち合える

介護士は、利用者が目標達成出来るように、そして日々充実した生活が過ごせるようにサポートしています。体調不良が続いていた利用者の表情が元気になることや、これまでは出来なかったことが支援によって出来るようになって目標達成した時には、利用者と介護士の間に喜びや感動が生まれます。

人生の先輩からの学びについて

利用者は、これまでの人生で仕事や結婚、子育て、お金や人間関係などといった苦労なども乗り越えてきた人生の先輩です。生きるための知識もたくさん持っているので、小さな失敗では動じません。
認知症などの病気が原因で利用者全員が穏やかだとは限りませんが、若い世代の人に比べると大らかな方が多いようです。そんな人生の先輩の優しさや昔の知恵に触れられるのも、介護士の魅力だと思います。

勤務時間が選べる仕事

介護職は夜勤勤務があり、長時間労働で体力的にもハードな仕事だと思っている方が多いかもしれません。しかし、そんなイメージとは違って自由に働ける仕事です。日中のみのデイサービスなら夜勤はありません。それから、24時間営業している介護施設でも、日勤のみの業務を希望すれば夜勤に働くことはありません。逆に夜勤のみを希望し、夜勤手当をもらう働き方もあります。

働きやすい仕事

勤務時間を選べて、保育園が併設されている介護施設も増えているので、子育て中の方でも働きやすい仕事です。また女性が多い現場ですが、性別や年齢に関係なくキャリアアップが目指せる点も魅力です。
未経験者でも実務経験をしながら資格を取得して、少しずつステップアップすることが出来ます。介護職は安定しているので、長く現役として働くことも可能です。

介護スキルは仕事以外でも生かせる

介護職で身に着けたスキルは、将来家族に介護が必要になった時にも生かすことが出来ます。普段から仕事として介護をしていることで、家族の介護をする時にも焦ることなくスムーズに行うことが出来るでしょう。

■まとめ

介護職は勤務時間を選べて、利用者と接することで働きながらたくさんの知識を得ることが出来る素晴らしい仕事です。何よりも「ありがとう」と利用者やその家族に感謝されると、やりがいを感じることができるという点が介護士の大きな魅力だと思います。