No.110 介護士にはどんなメリットがあるのか知っていますか?
現在、超高齢化社会を迎えている日本を支えるのが介護職です。その介護現場で中核的な役割を担っている職種が介護士です。介護士のニーズは年々増しており、今や介護士という職種は必要不可欠な存在となっています。そこで、就職・転職をお考えの方へ介護士として働くメリットについて紹介します。
介護士のメリット
- ◎勤務時間の融通が利きやすい
- その他の一般職と異なり、介護職はシフト制が主流となるため、自らが求める時間帯を選びながら、仕事を行う事ができます。
例えば、小さなお子様をお持ちの方はフルタイムで働く事が難しいため、短時間労働というパート業務を行う事も可能で、職場との相談次第では時間帯も子供が保育園や幼稚園に行っている間だけ働く事もできます。また、夜勤なしあるいは夜勤多めという希望に添った働き方もできます。 - ◎年齢、性別、学歴に問われない
- 介護士は男女問わず働く事ができ、年齢の割合として男性は20代〜30代が60%程、女性は40代〜50代が約半数を占めています。
介護士には、高齢者の介護施設への送迎時による乗り降り対応・リハビリ担当として若年層需要率が高く、その他に身体介助・生活援助・コミュニケーション担当としての役割が主に求められるようです。
介護士は介護者に対するサポート・ヘルパーとしての役割が大切な仕事となりますので、学歴を問われる事はありません。 - ◎就職先が多く、転職しやすい
- 現在は、コロナウイルスによる就職難により転職のしにくさも叫ばれていますが、高齢化社会が進むにつれて介護施設(特養・老健)や、人手を必要とする現場(訪問介護・デイケア)が多く存在するため、介護職は比較的就職・転職はしやすい職種となります。
- ◎親への介護知識を身に付け活用する事ができる
- 一般職で身に付くスキルはなかなかプライベートに活かす機会は無いかも知れませんが、介護職は将来的ほとんどの方が経験する、自分の親の介護にもきっと役立ちます。
介護実務だけではなく、介護制度知識もしっかり理解しておく事で、自分の親に対する最善の介護方法を取り入れる事もできます。 - ◎資格を取る事で収入アップやスキルアップできる
- 介護職は一般職と比較すると給与が低いとされますが、福祉系の高校・大学・専門学校を卒業していなくとも、現場で実績を積んで、介護国家資格となる「介護福祉士」となる事でスキルアップとともに収入アップができます。
- ◎やりがいはあるのか
- 介護士は高齢者のお世話をする事から、大変そうという印象が強くあります。しかし、利用者やその家族からの「ありがとう」という、シンプルな一言でやりがいを感じる事ができます。
- ■まとめ
- 介護士は今後の日本において、益々ニーズを増し、介護のスキルだけではなく、知識も身に付けられる職種としてお薦めできます。高齢者である利用者に寄り添い、尽くして感謝されることで自分も成長することができる仕事です。